

青あざは、色素細胞(メラノサイト)が皮膚の深いところ(真皮)に集まって出来るアザで(図1)、生まれつき又は生まれて間もなく出来るものや思春期以降の大人になってから出来るものがあります。
生まれつきあるものの代表には蒙古斑(図2)があり、殆どの人のおしりや背中にあって学童期には自然に消えていきます。ただし、足や腕など通常あまり出来ない場所にある蒙古斑を異所性蒙古斑(図3)と呼び、消えにくいため治療の対象になることがあります。
目の周りや頬を中心とした片側顔面に出来る青アザの代表には太田母斑(図4)があり、思春期以降の女性に多いのが特徴ですが、乳児期から濃くなっていくものや両側に出来るものもあります。また、肩の周りにできる同じ様なアザは伊藤母斑と呼ばれます。
青アザの治療にはレーザーが良く反応し、典型的な蒙古斑以外はなかなか自然に消えていかないため、顔面などの露出部では主にレーザーを用いた治療(図5)が行われています。
皮膚のできものの中には、ドーム状に1カ所が盛りあがるだけでなく、ある部位が全体的に膨らんだり盛り上がったりすることがあり、その場合血管やリンパの固まりが原因になっていることがあります。 皮膚表面に血管の固まりが出来ると赤アザになりますが、皮膚の少し深いところに血管の固まりが出来ることもあり、海綿状血管腫や動静脈奇形と言われます(図1)。
その時々で大きさが変わることが特徴のひとつですが、強い痛みや重さ・だるさを生じることもあり、診断には様々な画像の検査が必要になってきます。また、リンパ管の異常による似たようなできものにはリンパ管腫があり(図2)、リンパの溜まるかたちでいくつかのタイプに分けられています。
治療は、硬化療法といって特殊な薬をできものの中に注入して血管やリンパの溜まる場所を潰す方法と異常のある血管やリンパの固まりを切除する手術の大きく2通りがあります。
できもののタイプによって治療方法も大きく変わり、特に血液の流れの速い動脈性の血管の固まりは、前もってできものを栄養する血管を詰めるなど専門的な対応が必要になります。